日本人にとって寺社仏閣巡りは、慌ただしい日常から離れ、心と身体を癒やしてくれるオアシスを訪れるようなもの。

今日では、旅行で各地の観光スポットとして欠かせない存在でもありますよね。

 

そんな寺社仏閣巡りの際に、

御朱印

御朱印

を集めている人は多いと思います。

 

御朱印というと年配の人をイメージしますが、最近では若い女性にも御朱印を集める人が増え「御朱印ガール」なんて言葉が記憶に新しいと思います。

 

さて、ではそもそも「御朱印」ってどんなものなんでしょうか?

各地にある寺社仏閣を巡って、御朱印帳に書いてもらうくらいの知識ですが、詳しく意味を調べていこうと思います。

 

さらに、御朱印集めの際に必要なマナーや、悪いマナーなどにも注目していこうと思います。

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そもそも御朱印とは?

御朱印

御朱印を集めている人が寺社仏閣を訪れ、御朱印帳なるものを持って書いてもらう、

御朱印

とは、そもそもどんなものなんでしょうか?

 

私の両親も御朱印帳を持っていますが、書いてもらうことにどんな意味があるのか、今まで気にもせず過ごしていました。

御朱印とは?

御朱印

神社やお寺に訪れた参拝者が神職さんや御坊さんにお願いし、御朱印帳に参拝した日付寺社仏閣や御祭神・御本尊の名前を墨書きしたり、「御宝印」という判子などを押していただくというもの。

 

御朱印は寺社によって様々です。

字体がシンプルなもの、ダイナミックなもの、判子がカラフルなものなど、寺社の違いを楽しむ方も多いようです。

行く先々でどんな御朱印をいただけるのか楽しみになりますよね。

 

御朱印の起源として、寺社へ写経を納めた際の『受付印』であったということです。

現在のように観光目的で寺社を訪れることは非常に多くなってきました。そして、その場所で御朱印をいただくということも非常に容易です。

少額のお金を納めて書いていただけるように、今は簡略化されてますよね。

 

ですが、昔は写経を納めなければ(納経)御朱印というものはいただくことができなかった時代があったんです。

通常のようにお賽銭を入れて手を合わせるだけでなく、写経することが経を唱える行と通じるとし、さらに神様仏様に近づき、強く願いを叶えていただけるということなんですね。

 

今でももちろん、納経して御朱印をお願いすることはできますし、そのほうがありがたみも増すような気がしますよね。

御朱印集めに必要なマナーや悪いマナーは?

御朱印

では、御朱印をいただく際に必要なマナーや悪いマナーなどを確認しておきましょう♪

小銭を準備しておく

小銭

御朱印の料金としてだいたい300~500円です。

たまに「寸志」とするところもあるようですが。

 

そして、御朱印をいただく際には、お釣りの出ないようにするのが基本です♪

小銭入れにしっかり準備しておきましょうね。

 

決して大きい5000円札、10000万円札などは出さないように^^;

必ず参拝してから御朱印をいただく

スタンプラリー

決して勘違いをしていただきたくないのですが、御朱印はスタンプラリーではありません!

 

かつては納経することでいただけた御朱印。

参拝もせずに「御朱印だけもらいに行こう!」なんて人は、神様仏様との繋がりもありません。

書いていただく間の飲食、雑談、スマホなどの使用はしない

うるさい人

参拝したあとにいただく御朱印はとてもありがたいもの。

住職さんや神職さんも心をこめて書いてくださっています。

 

そんな時に何かを食べたり飲んだり、ペチャクチャ関係のない話を喋ったり、携帯やスマホをイジイジしたり・・・こんな失礼な行為は本当にやめましょう^^;

 

携帯やスマホに関して言うともう一つ。

書いている姿を勝手に撮影したりなんてこともやめましょう。もし撮影したい場合は一言聞いてみましょう。

でもなるべくなら撮影も遠慮したいところです。

御朱印をいただけない場合もあるということを理解する

理解ある人

様々な理由で、御朱印をいただけないケースが存在することも理解しておくべきです。

 

まず、「書き手さんがいない」というケース。

そして、宗派の方針によっていただけないケースなどです。

 

しかし、こういったことでクレームを出すなどということは言語道断です。

最初にも言いましたが、御朱印集めは決して「スタンプラリー」ではありません。「少額のお金で立派なスタンプを集められる!」なんていう軽いものでもありません。

 

参拝を経て、ありがたく頂戴し、寺社仏閣とのつながり・結びを大切にするものですから。

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さいごに

御朱印

いかがでしたでしょうか?

 

今やどこか遊びに行こう!となると、寺社仏閣巡りは当たり前になってきていますね。

宗教的な意味合いの他にも、建造物など歴史的な部分を楽しむ人、または女性に多かったりしますが「恋愛成就」などの願掛けのために巡る人など、お出かけスポットとしては欠かせません。

 

ただここ最近の「御朱印ブーム」的な広がりによって、こんな悲しい事例も生じているようです。

起こっているんですよね、実際にこういうことが。

 

非常に情けない・・・感謝の気持ちもなく、御朱印がどんな意味のあるものかなんて考えもせず、ただただコレクションすることに喜びを感じているような人が上記のようなクレームを出せるんでしょう(泣)

 

この記事を読んでくださっている方は、きっとそんなことをしたりしない方なのだと信じています。

何事にも感謝を忘れず、物事の本当の意味を理解した上で寺社仏閣巡りを楽しんでいただけたらと思います。

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