「夏の風物詩」というと、色んなものが挙げられますが、なかでも

セミ

セミ

も、夏の風物詩の代表のようなもの。

 

セミが鳴くと「夏が来たなぁ^_^」と感じますし、虫の苦手な人からしたら「あぁ・・・セミね^^;」と感じたり、人によって様々ですよね(汗)

 

私も虫自体が苦手なのでセミに触れることはできませんが、あの鳴き声を聞くと夏の到来に心がワクワクするので、全く嫌いかと言ったらそうでもありません。

 

では、今回はセミさんについて♪

日本にはどのくらいのセミの種類が生息しているんでしょうか?

「セミは1週間の命」なんて聞きますが、セミの一生は実際のところどうなのでしょうか?

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【セミの種類】日本に生息するのはどれくらい?

セミ

実はセミというのは、カメムシやアブラムシの仲間で、

カメムシ目

という大きな種類に属しているんです!

 

同じような仲間だと、

アメンボ

タガメ

アブラムシ

なんかも同じ仲間なんだそうですよ♪

 

セミは全世界でなんと1600種もいますが、日本では、

30種類

何だそうです。

 

日本だけ見ると意外と少ないですね。

 

代表的な種類でいうと、

アブラゼミ

鳴き声はコチラ☆

アブラゼミ

北海道から九州までと、広い範囲で生息するアブラゼミ。

私も「セミ」といえば、このアブラゼミを連想します。

 

55~60mmと大型な方なので、私を含め苦手な人にとっては「でかっ!」としか思えないですが、夏にこの鳴き声は欠かせません^^;

クマゼミ

鳴き声はコチラ☆

クマゼミ

実は私、クマゼミは見たことがありません。

 

アブラゼミの体長をもう少し超えて、60~70mmほどになり、頭部の幅も広いです。

西日本以南で見られるクマゼミですが、温暖化の影響で生息地が北上しているという話もあります。

ニイニイゼミ

鳴き声はコチラ☆

ニイニイゼミ

20~24mmと、アブラゼミの約半分ほどの体長でかなり小さい体になります。

 

北海道から沖縄まで、広い範囲で生息しています。

木の色に同化して見つけづらそうですね^_^

ツクツクボウシ

鳴き声はコチラ☆

ツクツクボウシ

夏の終わりから聞こえ始めるツクツクボウシの鳴き声・・・いいですよね。

 

こちらも30mmほどの小型の体長。

北海道から奄美大島北部の方まで生息しますが、最近は温暖化の影響もあり、北日本で増加しているのだとか。

ヒグラシ

鳴き声はコチラ☆ヒグラシ

25~28mmの大きさの小柄な体長。

 

北海道から奄美大島まで生息しています。

気温の下がる夕暮れ時に鳴くことから、この名前がついたとも言われています。

エゾゼミ

鳴き声はコチラ☆

エゾゼミ

「エゾ」と名がつくものの、北海道オンリーで生息しているわけでなく、北海道から九州まで広く生息しています。

 

真っ赤なお目々が特徴的ですね♪

 

本州中部以南では、500~1000mの場所に生息していることから、見つけることは難しそうです。

ちなみに私もこのビジュアルの子は見たことがありません^^;

ミンミンゼミ

鳴き声はコチラ☆

ミンミンゼミ

セミの鳴き声といえば「ミンミン」ですが、それがそのまま名前としてついちゃったのがこの子、ミンミンゼミです。

 

35mm前後の体長で、北海道から九州まで生息します。

西日本地域では平地には生息しておらず、標高の高い場所にいます・・・意外と暑さに弱いのでしょうか?

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セミの一生は実は長い?!

セミ

夏にひょっこり現れて、毎日毎日木につかまって全力で鳴いて、あっという間に命の終わりを迎える・・・というイメージのセミ。

 

実は私たちが思っているような人生(セミ生?)ではないようです。

 

例えばアブラゼミ。

成虫の夏真っ盛りのときに木に卵を産みます。

そして、その卵が孵化(ふか)するのは翌年の梅雨頃。

 

孵化した幼虫はそのまま土の中へ潜り込んでいくわけですが、この土の中で一生の大半を過ごすことになります。

セミの種類によりますが、その期間なんと、

3~17年

なんだそう^^;

 

17年て・・・人間だったら高校2年生で青春真っ盛り(笑)

地上に出たあとよりも、土の中での生活のほうがダントツに長いのです。

 

それに、地中といえどもやはりモグラなどの敵はいるので、ここで命を落としてしまう幼虫も少なくないでしょう。

 

こうやって「お笑い芸人か」というほど長い下積み時代を土の中で過ごし地上に出てくるわけですが、やはり地上での生活も過酷です。

 

さまざまな天敵が待ち受けています。

鳥類(カラス・スズメなど)

カラス

 

虫(ハチ・アリ・クモなど)

ハチ

そして何より私たち人間もそうです。

 

このような外敵・天敵がおらず、ラッキーな環境下であれば1ヶ月は生きられる可能性がありますが、やはりここまで敵が多いとそういうわけにはいかないですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

セミの一生は地上に出てからのイメージが強く、幼虫期の地中生活がここまで長いとは思いもよりませんでしたね☆

 

こうなると、地上に出てこられたセミたちは、過酷な環境を生き抜いてきたエリート揃い♪

こういう話を聞くと応援したくなっちゃいます(私はやっぱり触れないけどね^^;)。

 

そしてまた来年の夏に、セミたちの声をよーく聞いてみましょう♪

「あの子はアブラゼミ♪」

「あの子はツクツクボウシ♪」

と、鳴き声と共に季節の移り変わりを感じるのもいいでしょう^_^

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